傾向はあってもみんな同じではないこと
「やることよりも、やらないことを決めるほうがむずかしい」と言われます。
でも、やらないことを決めて、どんどん削っていくと、それはそれで新しい世界が見えてくるーーーだから、身の回りをスリム化する「断捨離」は、気分的にも物理的にもそのすっきり感を言う人が多いのかもしれません。
さて、いらないもの、ムダなものが、はっきり見えてきたこの約2年。
年末が近くなると、1年のまとめを考えるものですが、今年は「結局、自分がそぎ落としたものは何かーーー?」を、改めて考えてみました。
今の時期は、以前に比べると人と会う機会が一般的には減りましたが、人と会う機会ををそぎ落すかどうかは、その人の価値観次第。
コロナ以前と同じようにとはいかないまでも、「人と会う」ことを重要視している人は、それは戻しつつあること。
これは一例ですが、仕事の仕方であっても、個人的な楽しみであっても、一般的な傾向はありますが、人それぞれ価値観が違うので、みんながみんな同じ流れにはなっていない、ということも現時点で感じます。
だからこそ、ムリをしないことが大事であり、自分のなかでイヤなことはイヤだとはっきりしておくことが必要なのです。
人それぞれの心地良くないことを遠ざける
制限のある生活に入ってから、「自分にやさしくする」「自分を大切に」「心地良さの追求」といったキーワードが、メディアの記事や特集でも目につくようになりました。
結局、そぎ落としたものは何かーーー?というと、人それぞれの「心地良くないもの」を遠ざけていったということになるのかもしれません。
さて、私の場合は・・・・・・と考えてみると、こんな答えになりました。
ひと言でいうと、「人に左右される時間」をそぎ落とす。
(完了はしていないので現在形のままですがーーー)。
振り返ってみると、自分なりの時間設定があって動いているなか、それが人によって左右されてしまうことに、やけにストレスを感じてしまうタイプでした。
この約2年、時間に余裕ができたといいますが、それは自分軸で動ける時間をみんなが以前より持てたという意味にもとれます。
人に会う、会わないという機会でなく、私の場合は、時間軸での「人に左右される時間」。
つまり、コロナ禍で「人に左右される時間が少なくなった」ということでしょうか。
これが2021年末のふとした気付きであり、まとめでした。
みなさんが、2021年にそぎ落としたものは何ですかーーー?