なぜか目に入ってくる不思議
「最近、よく見るし、耳に入ってくるーー」と、感じることがありませんか?
何かに注目していると、そのことが目につきやすくなる、その情報が入ってくるという経験です。それが自分が行きたい場所だったり、欲しいブランドのアイテムであったり、国名や観光地、学校名などいろいろとあるでしょう。
最近の例でいうと、テレビを見ていて「よく出てくるなぁ」と思う大学がありました。
今まであまり聞いたこともなかったのですが、コロナ禍で医学部教授がコメントをする機会が多いこともありますが、でも、なんか最近、よく聞くなーーと、思っていたら、
「ああ~!」と、納得しました。
親しい友人の長女が、この春から進学した大学がここでした。耳に残る理由がなぜかわかって、やけにすっきりした記憶があります。
また、ここ数カ月、私の興味の対象となっているのが、「股関節」と「タンパク質」。
ネットを見ていても、この2つのキーワード記事はやけに目に入ってきます。他のことを調べていても、ついついこちらへ興味がいってしまうのは悩ましいことですが、どうしても目に入ってくるのです。
テレビを見ていても、興味のないことはまったく残らない私ですが、改めて思うのは、意識の留め方次第で、見つけて入ってくる情報量が大きく違ってくることです。
同じ風景、同じ情報も見方次第で違ってくる!?
自分が気に留めることで、入ってくる情報量が違ってくるということですが、これに関係して、お客様を見ていて「おもしろいなぁ~」と思ったことがあります。
ある方にビジネスシーンでのネクタイの選び方をレクチャーしました。
その方曰く、「今まであまり気にしていたかったけれど、表へ出る立場なので少しは気にしないとーー」という時期でした。
今までのオシャレ意識も高くなかった方へ、外見・服装の基本的なレクチャーとして、その人の個性と職業やポジションに合わせて、「こういうタイプはOKだけど、こちらは控えたほうがよいですね」といった具合です。
これまでになかった知識が入ったことで、意識がそこに向き、その方自身で良い悪いの判断ができるようになります。
すると、ご自身のことはもちろんですが、街を歩いていると、今までまったく気にしたこともなかった他の人の服装が気になり始めるようになったそうです。おしゃれだと思っていた同僚のおしゃれに見える理由も見えたとか(笑)。
こんなちょっとしたことで、意識の方向が変わって、同じ風景でも今までとは違った見方ができるというのは、ある意味、新鮮なことかもしれません。
現在は、脳科学や潜在意識の研究も進んできています。これはちょっとした例ですが、意識をうまく使うことで、いろいろとおもしろいことが起きそうですね。