PCに向かうだけでは出てこないこと
先週末、初めて「ビジネス合宿」というものを経験しました。
普段からご一緒している経営者の方たちと6カ月をかけてそれぞれのビジネスプランを進めていくなかで、最後のツメをまとめようということになり、リーダーSさん主導のもと、1泊2日、都内某ホテルにこもることになりました。
午後3時のチェックインから、翌12時のチェックアウトまでの濃密な時間。とにかくメリハリのあるスケジュールとなっていてダラダラ感が全くない有意義な時間でした。
「アイデアが出る!」「ひらめきがある!」という具体策はよくビジネス書でみますが、今回の合宿で自分で体験してみて、3つのポイントがあることを実感しました。
1.場所
2.話す・聞く
3.朝時間
振り返ってみると、日常と違う「場所」、一人でPCや資料に向かうだけでなくて人と「話す・聞く」、翌日「朝時間」の過ごし方は運動をすることで大きな違いが出ること、それを実感しました。
気持ち良い場所の設定が良い発想を生む
1.場所
今回はビジネスプランのある都心のモダンなホテルにステイ。このプランは宿泊者専用ラウンジ(フリードリンク)やモニター設置の会議室が使用できるなど、ビジネス対応しています。どこもモダンな雰囲気で、つい「おしゃれ~」という言葉が出てしまいます。
宿泊者専用のラウンジでのMTGからスタートしましたが、この非日常な空間でやることに意味があります。解放感あるスペースでやるMTGは、リラックスしながらも集中力も高まります。みんなが「ここ、いいねぇ~」と思える気持ち良い場所に身を置くことで、モチベーションが上がるのは確か。実施する場所、これはとても重要です。
2.話す・聞く
一人で考えるよりも、人と話すことでアイデアは活性化するものですが、今回、改めて気付いたのは「聞く」ことによる気付き。自分の商品・サービスを必死に説明しがちですが、自分でない第三者が、それを説明する姿を見ると、より客観的視点が出てきます。
「イメージコンサルタント」「イメージコンサルティング」という言葉は、ビジネスシーンでは、「自分には関係ない」と思われがちということも、改めて確認したことでした。
「これでは売れない」「相手がひいてしまう」といったちょっと距離をおいた目線で見ることができるわけです。話すよりも「聞く」。その気付きに大きな収穫あり、でした。
3.朝時間
朝時間の使い方で、午前中が大きく違うことをこの日も実感。6時に集合して、リーダーの作ってくれたメニューに沿ってホテル周りをラン&トレーニング。ちょっと負荷をかけて汗ばむくらいの運動をここですることで、その後の気分も頭もすっきり。
この日は、横を通る山手線や新幹線が見える風景はとても新鮮、朝の公園は気持ちいい~と気分もすっきり、その後の朝食で会話も弾みます。その後のMTGの集中度ももちろん、この上なく高まる濃厚な時間となりました。「朝時間」の過ごし方、とても大事です。
今どきのホテルのビジネスプランは、お一人での利用ばかりでなく、ビジネス合宿という利用法もおすすめ。「何かとつながった!」と、参加者2名は言っておりました。