XYZ世代が集まると見えてくること
仕事でもプライベートでも、「これ知っている?」「アレ知っている?」と話していると、「うわぁ~年代の違いだわ」と笑い話になることがよくあります。
これが一般的に言われる「世代間ギャップ」というもの。
一般的には、新入社員や若手に向かって(もちろん、その逆もしかり)相手のことが理解できない、心理的にわからないというネガティブな傾向で使われがち、です。
最近、自分がキャリアを重ねた(要は年をとった)せいもあり、仕事でもプライベートでも、趣味の世界でも、年齢が自分の半分くらいの人々と接点をもつ機会が多くあります。当然ながら、世代間ギャップはあるものの、その違いがなかなか興味深いものです。
マーケティング的にいうと・・・・・・
「Z世代」とは、1990年後半から2000年代に生まれた人(2021年で11~25歳前後)。
「Y世代(ミレニアム世代)」は、1980~90年代に生まれた人。
「X世代」は、1960~70年代に生まれた人。
これらはアメリカで使われていて、「X世代」を「ジェネレーションX」と呼び、その後、約10年単位で世代をアルファベット順に呼び、ミレニアム世代である「Y世代」、その次に、現在、注目されている「Z世代」となりました。
(「Z」の次は、何が続くのだろう???というのは素朴な疑問ですが。。。)
「こだわり」と「かたくなさ」の違い
私がここでいう世代間ギャップのある人というのは、メインが「Y世代」で少し「Z世代」がいるという分布になります。
ひと言でいうとーーーーこだわりがない。
これは私の個人的な見方なので、その世代でも違う人もいれば、自分の周りではそんなことはないetc・・・・・・というのは当然のこと。その前提で聞いていただければ。
「こだわりがない」というのは、決して悪い意味でなく、柔軟性がある、という意味です。「絶対」や「かたくなさ」がなく、まずは受け入れる、という言い方のほうが良さそうです。
仕事の打ち合わせをしているときも、趣味の集まりのなかでの会話でも、「絶対、そんなのやりたくない」「私はダメだな」というニュアンスを含んだ言い方をしているのは・・・・・・私たち世代ばかりな印象。
オフィシャルでない遠慮がない場であったとしても、否定から入るのは少なく、まずは一旦、「受け入れる」姿勢を感じます。
もちろん、何でも受け入れるのでなく、自分自身が「選ぶ眼」には自信をもっているのも特徴の一つ。その眼に叶ったもの、もしくは信頼できる人の眼に叶ったものを、それが一番であり、それが基本としてできている感じを受けます。
逆に、口に出してわかりやすく言わない分、自分で決めた「絶対!」は誰がなんと言おうと揺るがない強さがあるのかも、とも思います。
スポンジで例えると、水という情報や知識をたっぷり含むことができるのが「Y&X世代」。スポンジが固くなってその水を含みにくくなるのが、加齢というものなのか?と考えてしまいました。
なんとなく、「この若者の秘めたこだわりは何?」と見ていると、いろいろな見えてきます。結構、部下の教育やリーダーシップを発揮するとき、この世代間ギャップのカテゴライズ、使えそうですよ。