ゴクミが言う「第一印象」という人生の判断基準

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すべてを捨ててでも、行った決め手とは?

 2020年もスタートしました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 3連休の朝、たまたまテレビで国民的美少女といわれたゴクミこと後藤久美子さんが、対談番組『サワコの部屋』にゲスト出演をしていました。

 ゴクミも今や45歳、23歳、20歳、12歳の3人の母親。人気絶頂の21歳のとき、レーサーの・ジャン・アレジの元へと渡仏した潔さには、当時、ただただ感心したものでした。

 それから約25年、ただ綺麗な人でない、母で妻という役割を備えた成熟した女性としての話は、「へぇ~、ゴクミもこんな経験してるんだ!」という新たな一面を見るようでとても興味深いものでした。

 その対談で出てきた話が、イメージコンサルタントの私に、なかなかのインパクトを与えてくれました。ゴクミが言うから、なおさらなのですが………。

 司会の阿川佐和子さんの「女優をきっぱりやめて、アレジのところへ行ったことには勇気がいりましたよね?」といったニュアンスの質問に対しての答え。

 その決め手は「第一印象」であったこと。

 第一印象で、この人は「信頼できる」と思ったので、家族になろうと思ったーー。という非常にシンプルな答えでした。もし、信頼できない人であれば、自分の人生にいらない人だと“削除”する、のだそうです。ここの“削除する”という言い回しも、ゴクミらしい。

 21歳の人気女優が、第一印象が決め手となって、すべてを捨てて、異国へ行ってしまうほど、やはり「第一印象」というのは、人生を大きく左右するものなのですね。

 さらに、自分に合っているとか、一目惚れとかではなくて、「信頼できる」と第一印象で感じた、ときっぱり言っていることもポイント。第一印象がいくら良くても、ここに「信頼感」がないと、長い付き合いをしていこうという感情は生まれにくい。逆に言うと、最初に何かしら「信頼できる」という印象が生まれれば、先の長い付き合いが見込めるということになります。

 

この要素が入ってこなければ付き合いが始まらない

 このポイントは、プライベートの話だけでなく、ビジネスでもぴったり当てはまるのではないでしょうか?

 いくら「仕事ができそう」「爽やかな印象」「人柄が良さそう」というポジティブな印象をもったとしても、ここに「信頼できる」という第一印象の要素が入ってこなければ、付き合いが始まらないともいえます。

 では、実際に「信頼できる人」という第一印象を与えるためにはーーー?となりますが、改めて感じるのは、「その人がこの日まで積み重ねてきたことの結果」に尽きると思います。

 結局、一般的な具体策はいろいろとありますが、一人ひとりに最適なことは違っていますし、そのときだけの一時的な対策で完璧かといえば、これは絶対に無理が出るのは当然です。

 毎年、年初に1回、お会いする方がいます。今年、お会いしたとき、改めて、仕事をしていくうえでの積み重ねの重要さを、私に説かれました。信頼を得るのは時間をかかるけれど、失うの一瞬であることーー。

 新しい年の初めに、改めてこれまで10年以上やってきたことの積み重ねを大切にして、さらに弊社しかできないことを深く、深く提供することーーそんな言葉をとてもありがたくいただきました。

 2020年もより深く、信頼を深めていただけるように、日々、精進していきます。

 改めて、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

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この記事の執筆者

yamakawa midori
山川碧子(やまかわ みどり)

株式会社プライムイメージ代表/AICI国際イメージコンサルタント。2006年からビジネスパーソンの印象管理・印象マネジメント®を中心にサポートしています。著書『4分5秒で話は決まる~ビジネス成功のための印象戦略』。お仕事のご依頼はこちらからお願いします。