使う人は使うけど、使わない人は一度も使ったことなし
10月半ばになって、やっと秋らしい気候になりました。2019年のクールビズの時期は、5月1日~9月30日となっていましたが、実際は10月でも30℃を超える日もありました。
こうしたクールビズの時期だけを問わず、一年を通じてビジネスシーンではカジュアル化の傾向が年々、強まる傾向を感じます。
いつでもスーツを着なければいけない職場は少なくなり、「お客様のところへ行くときだけ」「来客があるときだけ」しかスーツ着用はしないという人も多く、さらにネクタイをする日はどんどん少なくなっています。
ネクタイをしないジャケットスタイルが多いなかで、一般的に見て、「差がでるなぁ」と感じるものがあります。使っている人はマメに使っているけれど、使わない人は一度も使ったことがない、という二極化しているアイテム。
それは、ポケットチーフです。
一般的にも使いこなしていると言える人はまだまだ少なく、「ポケットチーフなんて(はずかしくて・・・・・・)」「周りにやっている人なんていないし・・・・・・」という声もよく聞きますが、日常的に使いましょうと言っているわけではありません。
例えば、セミナーの講師をやる、大勢の前で挨拶をする、パーティに出席する、こんなときに、ポケットチーフ使おうという選択肢をもっている人と、まったく使う気がない人では、やはり違いが出てきます。
とくにネクタイのないジャケットスタイルの場合、胸元にチーフを入れる効果は大きく、ダークカラーの上着にチーフのカラーのアクセントを入れるだけでも見た目の印象が違ってきます。
むずかしくはない、やるかどうかの違い
「ポケットチーフの挿し方がわらない」という声もよく聞きますが、とにかくむずかしいものではありません。やるかやらないかの差で、誰でも簡単にできます。
折り方は、2つだけ覚えておけばOKです。
四角く折ってポケットの幅に合わせて、上から2cmくらい見えるようにするのが「TVフォールド」というビジネスでもきちんと見える挿し方です。
もう一つは、「パフドスタイル」。これはシルクのような光沢感があるチーフを使います。真ん中をつまみ上げるだけで、その部分が丸みのある形になるので、そのままポケットにしまいこむだけです。
(※詳しくは、「ポケットチーフの折り方」で検索すれば、たくさん動画があります)
ポケットチーフは抵抗感さえなければ、簡単にできて、そして、確実に周りの評価がグンと上がるアイテムです。次のイベントのときには使ってみるのもいいですね。
この記事の執筆者
山川碧子(やまかわ みどり)
株式会社プライムイメージ代表/AICI国際イメージコンサルタント。2006年からビジネスパーソンの印象管理・印象マネジメント®を中心にサポートしています。著書『4分5秒で話は決まる~ビジネス成功のための印象戦略』。お仕事のご依頼はこちらからお願いします。