業界内の常識が外では知られていないこと
「イメージコンサルティング、と言われると、自分には関係ない、と思ってしまう。」
こう言ったのは、いろいろな相談事もできる頼りになる経営者仲間。私自身のことも仕事内容も過去の実績も十分にわかっていて、その上で出た言葉です。
その言葉を聞いて、正直言うと私自身も「そう思う」のです。
なぜならば、ある一定層にはニーズがありながら、ビジネスでこの「イメージコンサルティング」という言葉が浸透しきれないことを肌感覚で感じることがあるからです。
そのいい例が、請求書の但し書きです。「イメージコンサルティング料という書き方はやめて」と言われたこともあります。
それに代わるビジネスでも違和感のない言い方として、使うことになったのが「印象マネジメント」という言葉。自分の印象を管理する、マネジメントするスキルという意味合いで使うことで、イメージコンサルティングという言葉を使わずとも、その内容をビジネスで必要なスキルとして訴求をしています。
あるときは、「イメージコンサルティングという言い方を変えれば?」と言われたこともあります。
国際的な団体もあり、国際ライセンスの資格名が「国際イメージコンサルタント」であるので、そうそう簡単に変えればいいというものでもありません。
そうは言いながら、実際に仕事をしていて「イメージコンサルタント」を知っている人はまだまだ少数で、業界内の小さなこだわりにすぎないことを現場で感じることも多々とあります。
お客様がブランディングと言い換えている!?
言い方次第で伝わり方が違うことはいろいろありますが、「イメージコンサルティング」もその代表例なのかもしれません。
そう思ったのは、私のことをご紹介していただくとき違和感なく、「ブランディング」という言葉を使って、他の方に伝えているのです。
「イメージコンサルティング」を「ブランディング」と言い換えているのです。
私自身、これまでは「ブランディング」という言葉は、敢えて使わないようにしていました。ブランディングは専門の方がいらっしゃるし、広告系やマーケティング会社のテリトリーという意識があったからです。
ですが、これらは商品のブランディングであって、私は商品のブランディングをするわけではありません。対象となるのはあくまでも「人」となります。
「人のブランディング=パーソナルブランディング」については、これまでの経験と実績のもと、相応の自信も出てきました。さらに、お客様からの言葉として、「自分をブランディングしてくれた~」という言葉が出てきたことが、大きな気付きとなりました。
マーケティング用語的に考えると、多少の定義の違いはあるかもしれませんが、人のブランディング、パーソナルブランディングは、弊社のやっているイメージコンサルティングととても近いこと、です。
言い方次第で伝わり方が違うのであれば、それは弊社事業を知ってもらうためには使わない理由はありません。
「イメージコンサルティング」と「パーソナルブランディング」という言葉の自社定義。過去の思い込みを少し変えて、必要としている人に少しでも伝わるよう使っていきます!